株式会社 宇田川企画
2021年02月14日
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土地登記が義務化になるかも?
法制審議会は、相続や住所・氏名を変更したときに土地の登記を義務付ける
法改正案を答申したそうです。
所有者不明土地が全体の2割程になり、土地の有効活用の弊害になっているから
との事です。
義務化になった場合どのような形になるのでしょうか?
所有者不明土地とは
【所有者不明土地】とは不動産登記簿などで所有者が分からなかったり、
連絡がつかなかったりする土地の事を言います。
主な原因は所有者の死亡による相続の際、相続人が登記しない事だそうです。
都市開発の障害になったり、ゴミの不法投棄先となったり、場合によっては、
周辺地の地価が下がったり、景観が悪化したりなど問題になっているようです。
相続3年以内。違反なら過料も。
現在(2021年2月)は相続が発生しても、登記は義務でもないですし、
罰則もありません。
しかし法改正され施行されれば、相続(取得を知ってから)から3年以内に
登記申請しなければ10万円以下の過料になるそうです。
住所変更や、氏名の変更の場合も、2年以内に登記申請がなければ、
5万円以下の過料になるようです。
また法人が本社の登記変更を届け出ない場合も過料の対象にとなると言っています。
では対象は…?
法施行後に新たに相続を受ける人が対象となります。
施行前に相続を受けた人は一定の猶予期間を定めて適用される見通しです。
ちなみに所有者不明土地が発生する理由は66%が相続登記がない、
34%が住所変更の不備だそうです。
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