不動産オーナーのお悩み~粗大ごみ~
お付き合いのある賃貸マンションを持つオーナー様よりご相談を受けました。
『マンション敷地内に回収処理券の貼っていない粗大ごみが置かれている。』
とりあえず現地を確認に行きました。
パソコンやテレビ、マットレスなど大量に
現地に着くとマンションの陰にパソコンやテレビ、テレビ台、マットレス、布団など、まるで単身用の引っ越し荷物のように粗大ごみが置かれています。
やはり回収処理券シールは貼っていません。
前回も同じ場所に不法投棄されたことはありオーナー様負担で撤去したのですが、今回のこの量はちょっとびっくりしました。
オーナー様に話を聞くと『昨日の夕方までは何もなかった。朝見ると置いてあった。』とのこと。
ちょうど通った住人の方々に聞いても、仕事から帰った時にも置いてなかったなど情報を頂きました。
防犯カメラで確認すると敷地内から荷物を搬出している入居者が映っていました。
事情を聞くと粗大ごみで出す予定だったとのこと。今回は注意して回収処理券シートを貼って回収日当日に出すように伝え部屋に戻してもらいました。
不法投棄の罰則
今回は不法投棄ではなかったので安心しましたが、不法投棄は犯罪です。
不法投棄をした場合、個人は5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方。法人においては、3億円以下の罰金がかかります。
ちなみに不法投棄は他人のゴミ置場にゴミを置いたり、私有地や空き地、道路、公園や公共の場所などに放置する、マンションアパート敷地内に放置するなどがあります。
不法投棄をされた場合
不法投棄をされた場合は特に袋に入っていて中身のわからないものなどは危険物の可能性もあるのでまず警察に連絡しましょう。
危険性のないものであれば自治体に通報しましょう。
しかし事件性がなければ基本的には警察も自治体も処分はしてくれません。最終的には不法投棄された側が処分をすることになります。
不法投棄の対策
不法投棄をされないようにする一番の対策としては【防犯カメラ】を設置することです。
もちろん処分費よりも高くつくと思われます。
『なんで不法投棄される側が防犯カメラ設置しなければないの!!』
と言いたい気持ちも十分にわかります。不法投棄する方が悪いんですから!
しかし、1回でも不法投棄を処分するとまた時間を空けて捨てに来ます。
いつ来るかわからない、また処分をしなければならない、を繰り返してストレスを感じるのであれば防犯カメラの設置はおすすめです。
また、設置することで防犯対策されている物件という付加価値にもなり入居促進、空室対策にもつながっていくのではないでしょうか?
最後に
賃貸経営するにあたり避けては通れない【不法投棄問題】。
これからは予防対策していかないといけない時代なのかもしれません。
不法投棄をされにくい賃貸物件にしていきましょう。
株式会社宇田川企画へ質問・相談
INQUIRY関連した記事を読む
- 2024/10/15
- 2024/10/13
- 2024/10/04
- 2024/10/01