ゴミ集積場所は街のゴミ箱ではありません

先日、マンションオーナー様との会話の中でゴミ集積場所へのゴミ出しについてご相談を受けました。

マンションの入居者から『近隣の住人がマンションのゴミ集積場所にゴミを捨てている』と連絡があったそうです。実際に入居者が部屋から覗いていると、目の前の道路を挟んだ向かいの住人がゴミを捨てているということです。

向かいの住人のゴミ集積場所は目の前にあるのですが、ゴミ収集業者が収集する時間に間に合わなかった際に集積ボックスのある当該マンションの集積場所にゴミを出しているようです。これ実際は不法投棄になりますよ。

燃えるゴミは2回／週、燃やせないゴミ・資源ごみは１回／週　の収集なので、ゴミ出しが間に合わないと次の収集日まで自宅にて保管することになり、この時期だと臭いも出る可能性があるので気分の良いものではないですよね。

マンションのゴミ集積場所・集積ボックスは基本的にはマンションの入居者専用のスペース及び設備です。

入居者は毎月、家賃・共益費を支払って専有部分、共用部分にある設備を使用しています。部外者である近隣の住人が使用するのは納得がいかない！という入居者の言い分はド正論です。

通りすがりの人がポイ捨てすることも多々あり、集積場所やボックスが汚れる度にオーナーや管理会社から『ご入居者様各位』と注意書きが掲示板に貼られれば、勝手に使用する人に怒る気持ちもわかります。

今回の件はゴミ集積ボックスに『入居者専用　部外者使用禁止』貼ることでとりあえず部外者の使用はなくなったようです。

しかし、以前別のオーナー様で近隣住民とも顔見知りで注意しにくいということがありました。ゴミぐらいで事を大きくしたくないという気持ちは十分にわかりますが、ゴミ出しぐらいの事で大事な入居者が退去されたり、空室が増えたりしては逆に事が大きくなりマンションオーナーとしての収益に関わってきます。

最近ではSNSなどで良いことも悪いことも口コミで広がります。良い口コミが広がるように毅然とした対応をすることをオススメします。