それって漏電かもしれない!【オーナー編】
賃貸マンションの住人から、夜帰宅したら共用部分の電灯が消えていると言われた。
『電灯が切れているから交換しないと。』…1個だけだったらそうかもしれませんが、
全部消えている、1系統だけ切れているなどの場合、
それってもしかしたら漏電かもしれません。
漏電は火災につながったり、感電による危険性などもあります。
共用部は入居者にも関係する部分なので早急な対応が必要です。
漏電が発生しやすい場所
マンションは戸建よりも電気関係の設備が多くあります。
漏電箇所を見つけるのも非常に大変です。
いくつか漏電が発生しやすい場所を紹介いたします。
・共用廊下、階段等の電灯設備
共用廊下や階段等の電灯のほとんどは屋外で使用されていますので、
雨が吹きこんだり、湿気などにより漏電が起こることがあります。
・オートロックインターホン(集合玄関部分)
エントランス内に設置はされていますがあまり換気が良いとは言えません。
こもった湿気等で漏電が起こることもあります。
・分電盤(共用部分)や電気配線
分電盤も扉で閉まっているので雨などが吹き込んでの漏電はないかもしれませんが、
虫やネズミなどによって漏電が引き起こされる場合があります。
漏電が起こってしまったら
早急に電気工事士の資格を持っている電気業者に依頼をすることが大事です。
『雨が降っているから…』『明日は晴れるから…』などで後回しにすると、
漏電が起きている場所を特定することができない場合があるそうです。
湿気等による漏電の場合、乾いてしまうと通電することもあるからとのことです。
早めに漏電箇所を見つけて修理、対処することをオススメします。
特に気を付けなければいけないのは?
建築してからずいぶん年数が経っているマンションやアパートなどは、
アンテナの配線などが後付で屋外配線になっていることがあります。
地デジに変わってから地デジアンテナやケーブルテレビのアンテナなどの取付の際に
共用部分の分電盤から電気を取ることもあり、漏電が起こってしまうと
テレビやインターネットが使用できなくなることもあります。
入居者から問い合わせが殺到することになってしまうので、早めに対応しましょう!
だからと言って素人の私たちが触ったり、修理したりすることは絶対にやめましょう!
火災や感電してしまったら大変ですからね!
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