上手な部屋探しの手順 Part4
物件の内覧をして借りたい物件が決まったら入居の申し込みをしましょう。
ここでは入居申し込みの際の必要な手続きや書類、注意事項をお話しします。
入居申込書を書こう!
物件に申し込みをする際には、『入居申込書』に必要事項を記入して
不動産会社に提出します。
各不動産会社によって『入居申込書』の書式は様々ですが、一般的に氏名、住所、
連絡先、勤務先、勤続年数、収入等の個人情報を記入します。
また、連帯保証人や緊急連絡先の情報も必要になります。
急に電話がかかってきて「連帯保証人になって!」と頼まれると、ほとんどの方は
ビックリされることが多いので、申し込みの前の部屋探しのタイミングであらかじめ
お話ししておくと、申し込みがスムーズに進みます。
必要な書類は一般的に身分証明書(免許証コピー)等が必要になります。
まれに収入証明書や住民票が必要となる場合もあるので、申し込みの前に
必要書類が何があるのか確認しておきましょう。
交渉や詳細の確認は申し込み時に!
入居の申し込みをするという行為は、大家さんに対して『借りたい』という意思表示と、
『入居交渉をする権利』を得るという事です。
このタイミングで諸条件や設備の希望、室内の状況を確認し、希望条件を付けて
入居の申し込みをしましょう。
契約前になって交渉するというのは、大家さんへの心象も悪くなりますし、
トラブルの原因にもなりかねないので注意しましょう。
交渉する条件も、ご自身の要望に理由を添えて、ご自身に代わる交渉人である
不動産会社に伝えて交渉してもらいましょう。
ただし、過度な条件の交渉は大家さんからも嫌がられますし、家賃の過度な交渉であれば
継続的に払ってくれるのかと大家さんも不安になってしまいます。
相手方の立場も考えて誠意をもった交渉をしてください。
申込金には十分注意しましょう。
入居申し込みの際に『申込金』を求められることがあるようです。
金額は家賃の1ヶ月分以内という目安がありますが、特に決まりはないようです。
法律や条例ではこの『申込金』は問題ないのですが、東京都では宅建業者(不動産会社)
に対して賃貸における『申込金』を含む預り金は請求しないようにと指導されています。
私も西葛西の不動産会社で10年以上勤務していますが、申し込みの際に『申込金』を
求められたことも請求したことも一度もありません。
万が一『申込金』を求められた場合、『申込金』は契約が成立されたときには諸費用の
一部として計算されますし、契約にいたらなかった際には全額返還されます。
『申込金』は預り金ですので、必ず『預かり証』を発行してもらいましょう。
次回は審査から契約までの流れをお話しします。
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